京大法学部は潰しが効く?〜学歴厨夫とFラン妻の往復書簡10〜

おはようございます。学歴厨のサバ缶です。
前回は、我が家ではゲームを推奨している理由①特技を身に付けて欲しいからと書きました。
リンクの貼付け方がよく分からないので、ご興味ある方がいらっしゃったら、すみませんが調べてみて下さい。

息子にゲームを推奨している理由②
これはサバ缶のエゴなのですが、息子には自分が好きな業界に就職あるいは起業してもらいたいからです。

サバ缶は実は法学部出身です。
単純に京大の文系で一番偏差値が高いから選びました(←バカ)。
それと一般的に法学部は潰しが効くと言われていますよね。

が、それは半分本当で半分嘘でした。

確かに京都大学の法学部では就職に困ることはありません。2年生の時にはすでに直接、大手金融機関から青田買いの電話がかかってきたり、卒業した年には、リーマンショックという「100年に一度」(←眉唾)と言われる大不況にも関わらず、多くの企業が大学にリクルートに来ていました。
しかしながら、それは主に金融機関(銀行・証券)と大手メーカーと国家公務員でした。サバ缶の父親が国家公務員であって、反発していたので公務員という選択肢はなかったし、金融機関やメーカーにも興味を持てませんでした。潰しが効くだけで、興味のある職業に就けるわけではありませんでした。
残っていたのは法曹だけでしたが、サバ缶は法律の勉強にどうしても身を入れることが出来ませんでした。

いまとなっては当たり前ですが、10代後半や20代前半の世間知らずで頭でっかちの少年が、いくら勉強をして難関大学の法学部に合格しても「潰しが効くだけで、興味のある職業に就けるわけではない」。なんて分かるわけないと思うのですが。これって詐欺みたいなものじゃないですかw

というわけで息子には興味のあることを大学受験にまでみつけて、それに関係する学部に入って欲しいのです。
例えばゲーム産業はゲームメーカーやeスポーツ選手はもちろんのこと、ゲーム実況やその裏方やゲームトレーナーのバイトもあるので、ゲームが上手くて困るってことはなさそうかなあとぼんやり思っています。
では今日の質問コーナーです。

質問10(Fラン妻)
不登校になったら、受験勉強は塾だけで足りますか?」

回答10(サバ缶)
「十分足ります。しかしネガティブな不登校だと勉強どころではない可能性があるので、メンタルクリニックに通うなどして一旦体勢を整えましょう」

今日の一言
偏差値で学校を選んでもいいが、学部は選んじゃダメ

追記
サバ缶に、質問やご意見があるという奇特な方がいらっしゃったら、お気軽にコメントしてくださいね。

なぜ我が家はゲームを推奨しているのか?〜学歴厨夫とFラン妻の往復書簡9〜

こんにちは。
学歴厨のサバ缶です。
前回のブログで息子の教育方針でゲームを1番にしていると書いたところ、思いの外にアクセス数があったので続きを書こうと思いました(←柳の下のどじょう)。

我が家でゲームを推奨している理由は3つあります。

理由①
ひとつでも特技を身に付けて欲しかった。

これは算数でもサッカーでも電車でも昆虫でもなんでも良かったわけです。たまたまウチの場合はゲームだっただけです。

息子は生まれて半年くらいすると、線路沿いにある賃貸マンションから電車の振動に合わせて体を揺らして喜びを表現していました。それで電車の図鑑やプラレールを与えるとずっと読まされ、遊ばされました。つまりは子鉄くんだったわけです。僕の同級生でクラストップの成績のH山くんも鉄道研究会だったので、学歴厨のサバ缶は内心で「しめしめ」と思っていました(←下心丸出し)。

それが2歳になるや、息子は風船が萎むように急速に鉄道への関心をなくし僕がやっていたニンテンドースイッチのコントローラーを握るようになっていきました。
最初にやり出したゲームタイトルは「スマブラ」でした。そもそも別売りのプロコンでは、2歳児では手の届かないボタンも多く、ルールも分かっていなかったはずですが、なぜか良くやっていました。
その後は、スーパーマリオシリーズ、星のカービィシリーズと「ピクミン3」、「にゃんこ大戦争」とプレイして、ついには文字も読めないのに人狼ゲームの「Among Us」、激ムズ横スクロールの「Cuphead」にまで手を出すようになりました。4歳で「マイクラ」の面白さに目覚め、いっときは一日10時間以上プレイしていました。

こんな調子でゲーム三昧の生活を送らせたので、すぐにサバ缶や妻ではゲームの知識やスキル何より意欲が追いつけなくなって、オンラインのゲームトレーニングに頼るようになりました。

「ゲムトレ」を知っていたのは、不登校についての本を読み漁っていた時に、代表の小幡和輝さんの著書である『ゲームは人生の役に立つ。』と『学校は行かなくてもいい』を読んでいたからでした。

我が家がゲームソフトやゲーム時間を制限をしなかったのは、最初にも書いたように何かひとつでも特技を身に付けて欲しかったからです。それにゲームが出来れば、小学校に上がってから友達やゲーム仲間とコミュニケーションを取れて、(学校)生活も上手く行くのではという期待もありました。さてどうなることやら?

長くなってしまったので、ゲームを推奨している他の理由2つはまたおいおい書こうと思います(←ホンマかいな)。
では今日の質問コーナーです。

質問9(Fラン妻)
「プロゲーマーになりたいと言われたら、勉強はどうしたらいいですか?」

回答9(サバ缶)
「ゲームの息抜きとしてでも勉強はしましょう。ちなみに元FRB議長だったアラン・グリーンスパンは若き日にジャズミュージシャンでしたが、演奏の合間に仲間がドラッグをしている中、経済学の本を読んでその後大学に行ったということです(豆知識)」

今日の一言
2匹目のどじょうっているのかな?

追記
サバ缶に、質問やご意見があるという奇特な方がいらっしゃったら、お気軽にコメントしてくださいね。

ゲーム三昧の息子はどうなってしまうのか!?〜学歴厨夫とFラン妻の往復書簡8〜

こんにちは。
学歴厨のサバ缶です。
サバ缶には年長5歳の息子がいるのですが、教育方針(←大袈裟)はちょっと変わっているというかズレています。
どこがというと、一般的な家庭では勉強や運動や読書を大切にしていると思うのですが、ウチではゲームを第一にしているのです。それも将棋や囲碁とかトランプやカードゲームとかボードゲームではなくテレビゲームです。

①にゲーム
②に勉強
③にプログラミング
で運動系の習い事はいまのところなし。

息子の夏休みのとある一週間の予定は
月曜→くもん(算数のみ)
火曜→なし
水曜→プログラミング
木曜→くもん
金曜→ゲムトレ(ゲームのオンラインレッスン)
土曜→プログラミングの特別授業
日曜→ゲムトレ

でした。けっこう忙しい。

幼稚園の周りの子と被っているのは、くもんくらいです。
息子が嫌がるので、水泳もサッカーもなし。お受験もしません。というか息子は挨拶や自己紹介もろくにできないので、これではお受験に送り出せないと諦めました。
といわけで本人が乗り気なゲムトレと、比較的楽しんでいるプログラミングと、本人が「幼稚園よりマシ」だという公文に落ち着きました。
どうしてこのような歪な習い事の組み合わせになったのかというと、そこにはサバ缶の悲しき幼少期の習い事遍歴(←また大袈裟)が大きく関係しているのですが、それはまたの機会に。
では今日の質問コーナーです。

質問8(Fラン妻)
「英語塾は行くべきですか?」

回答8(サバ缶)
「受験や英検用の塾なら行った方がいいでしょう。しかし日常英会話の塾は無駄金を払うことになります(経験談)。そのお金でフィリピンに短期留学しましょう」

今日の一言
人並みにやるのが吉ってケースも多いから、レールから外れるのってやっぱり怖い

追記
サバ缶に、質問やご意見があるという奇特な方がいらっしゃったら、お気軽にコメントしてくださいね。

勉強できるのは地頭か環境か〜学歴厨夫とFラン妻の往復書簡7〜

おはようございます。
学歴厨のサバ缶です。
今回は、勉強を巡る永遠の闘争である「地頭vs環境」論争(←勝手に名付けた)に終止符を打つべくブログを書きます!(荒い鼻息)
結果から言ってしまうと、
①地頭が良いかどうかは成績や進路で後から決められてしまうので事前には誰にも分からない。
②良い環境かも成績・進路次第で、後追いで決められるので事前には良い環境かは分からない。
成績・進路が良い→地頭が良い
成績・進路が悪い→地頭が悪い
成績・進路が良い→環境が良い
成績・進路が悪い→環境が悪い
となり、地頭も環境も結局のところ結果論じゃないかということになるかと愚考します(←穴だらけの論理)。

これでは抽象的過ぎるのでサバ缶の個人的な体験も交えてお話しします。
①の地頭ですが、サバ缶は「バカ」とは言われなかったものの「賢い」とも言われませんでした(シクシク)。
それが難関進学校に進み、京都大学に進むうちに「賢い」と言われるようになりました。それは僕が「賢く」なったわけではなく、周りが中学受験や高校受験で疲弊して附属校に進学したり科目数の少ない私大志望にしたりして、それほど熱心に勉強しなくなっただけで、気づいたら成績上位者にいたというだけのことでした(消耗戦ですね)。

②の環境も怪しいものです。上記のようにサバ缶は京都大学という学問的に「良い」環境に身を置かせて頂きましたが、どうにも大学と学部に馴染めませんでした。結果、4留(!)して8年かけてなんとか卒業しました。勉強したのは、最初の半年と最後の1年半でした。だから8年分の学費400万円超を支払って京都大学夜遊び学部に入ったようなものです。「僕にとって」は京都大学は学問という面では良い環境ではなかったということです。まあ、夜遊び学部ではトップクラスの成績だったと思いますが‥。

では今日質問コーナーです。

質問7(Fラン妻)
「高学歴の人ってやっぱりIQ高いんですよね。最近よく聞くEQについてはどう思いますか?」

回答7(サバ缶)
「IQテストって昔小学校で受けました。それで学校から何も言われなかったから、別になんてことなかったんでしょうね。メンサ会員でももちろんありません。
EQって他者の感情に寄り添えるとかっていう非認知能力のことですよね。僕と一部の友人は欠損していますが、学歴を問わず高そうな友人は思い当たります。まあ、いまの入試制度では無視して良いでしょう(←学歴厨)」

今日の一言
人の評価なんて、夏の天気よりもコロコロ変わる

追記
サバ缶に、質問があるというご奇特な方がいらっしゃったら、ご気軽にコメントください。

東大は難しいが簡単?〜学歴厨夫とFラン妻の往復書簡〜

おはようございます。
学歴厨のサバ缶です。
今日は東大入試の話を。
サバ缶の行っていた海城高校は1学年400人のマンモス校
当時は毎年60人くらい東京大学に合格者を出していました(現在は完全中高一貫になって小規模になり東大の合格者は毎年40人くらいのようです)。

トップ層がこぞって東大に行くものだと思いますよね?僕も大学入試までそう思っていました。でも実際にはそう単純なものではなかったのです。
クラストップのH山くんは11月に(←うろ覚え)東大の前哨戦にあたる防衛医大に合格し東大合格が確実視されていたのに、なぜか落ちました。同じくトップ組のK藤くんはセンター試験で頭がフリーズして、これまた東大に落ちてしまいました。
で、実際に東大に受かって行ったのはクラスの二番手や中間層が多かったのです。
この成績と入試結果の逆転劇を考察すると、トップ層は「東大に落ちれない」というプレッシャーにかかってしまい、二番手や中間層は「追い込めば東大も合格できるはずだ」というポジティブな勢いみたいなものがあったような気がします。
さらにトップ層ではそれまでにコツコツと勉強していたからか浪人を選ばない傾向があることも一因のようです。
実際、H山くんは早稲田大の理工に、K藤くんは後期で受かった東工大に進学しました。
一方で、二番手や中間層組は東大に落ちても精神的に堪えることなく、飄々と浪人し次の年に東大に合格して行きました。
これでは単なる下剋上の話で終わってしまうので、入学後の話を付け加えると、東大に落ちて第二志望に行ったトップ層は大学でもトップの成績を取って、多くは東大の大学院に入って、いまでは有名企業の管理職や研究者でバリバリ活躍しています。
結局、入試結果より成績なんだな。

では、質問コーナーです。

質問6(Fラン妻)
「レベルの高い中高に入って、下の方にいるより、まあまあの学校で、トップクラスにいる方が自信をなくさなくて良いと思います。燃え尽き症候群とかもなさそうです」

回答6(サバ缶)
「自信を持ったまま、大学に落ちるリスクが高いのでやめておきましょう。『自称進学校』の膨大なカリキュラムは受験勉強に非効率です」

今日の一言
東大合格がゴールではなかった!(←当たり前)

追記
サバ缶に、質問があるというご奇特な方がいらっしゃったら、ご気軽にコメントください。

数学できれば万事OK?〜学歴厨夫とFラン妻の往復書簡〜

おはようございます。
学歴厨のサバ缶です。
今日は我が家の子育てについてです。
実は(というほどのことでもないのですが)サバ缶には幼稚園に通う年長5歳の男の子がいます。
そしてしばしば幼稚園の先生たちから、子育てを巡って注意を受けてしまいます。内容はざっくり言ってしまえば、親(サバ缶とFラン妻)が子どもの言いなりになっていると
幼稚園側から認識されて「ダメ親」認定されているようなのです(トホホ)。
まあ、それは聞き流しているのですが、それも見透かされて、さらに幼稚園は「ダメ親」の確信を深めるという悪循環です。
我が家の教育方針は「早寝早起き朝ごはん派」でもなく、ルソーの『エミール』(読んだことはない)のごとき「ナチュラリスト系」でもなく、「早期自立支援型」(←役所の公共事業みたいだ)でもありません。
ただ算数・数学が出来て、ITスキルを身に付けさせる。それだけが我が家の教育方針です。だから公文をして、プログラミング教室に通っていれば、特にうるさいことも言いません。
それって、甘いですかね?

なぜ、このように特殊な教育方針になったかと言うと、やはり高校の同級生のI川くんの影響があると思う。
I川くんは学校に来るものの1限から6限までずっと眠り続けていた。それにも関わらず数学(だけ)はクラスで一番だった。最初は注意していた新米の数学教師もとうとう諦めてしまう始末だった。
体育大会をサボってサッカーのゴールポストで立ち話をしていると、彼が株と風俗をこよなく愛している高校生だということが判明した。平凡な高校生だった僕は衝撃を受けた。夜中に風俗に行って、株で儲けて、大学院の試験を解いている高校生って!って驚きますよね、普通。
結局、I川くんはセンター国語200点満点の60点という、
えんぴつ転がしで適当にマークした確率よりも悪い点数を叩き出して、親の命じた東大受験で足切りにあい。実際の志望校だった早稲田大学政経学部に無事入学しました。
それから月日が経って、いまI川くんがなにをしているかというと、相変わらずトレーディング(株、通貨、不動産)と風俗に勤しむ日々です。しかも風俗嬢と結婚までしてました。こんなI川くんを見て、生活習慣よりも数学だよなという価値観にたどり着きました。
前置きが長くなってしまいましたが、今日の質問コーナーです。

質問6(Fラン妻)
「規則正しい生活と成績は関係ありますか?」

回答6(サバ缶)
「関係ありません。上記参照」

今日の一言
風俗に通い詰めたI川くんは同級生に女の子を紹介する結婚相談もしている(ボランティア)。結婚例もちらほら。

追記
サバ缶に、質問があるというご奇特な方がいらっしゃったら、ご気軽にコメントください。

ある40男の京大への道(2) 〜学歴厨夫とFラン妻の往復書簡〜

こんばんは、学歴厨のサバ缶です。
え〜と、前回は小学5年までのブレブレの学習遍歴を書きました(←うろ覚え)。
今回は小6からです。
ガチの受験塾を辞めた僕は、近所にある中堅の受験塾である(いまもパッとしない)「栄光ゼミナール」に入塾しました。そして栄光ゼミナールで中学の3年間を過ごしました。上のクラスでしたが、2クラスしかなかった。
受験用に特別にやったことと言えば、当時東大に通っていた従兄弟から教えてもらった「高校への数学」という月刊誌と難関校志望者が受ける「駿台模試」を受けていたことぐらいでした。
志望校は中1から決めていて、小学校の時仲の良かったバスケ友達のK山くんが海城中学という進学校に行ったというので、当然のように僕も海城高校に行くものだと決めていました。
中学時代の成績は、数学(ちなみに中学時代のあだ名は「数学の鬼」でした)と英語と理科が5で、音楽以外の科目が4で、音楽が2でした。
これは僕が音痴だからではなく、人前で課題曲を頑なに歌うことに抵抗していたからです(←言い訳)。まあ、私立高校志願なので内申点はほとんど意識していなかったです。
自慢話になってしまいますが、中間試験前の二週間、盲腸と腹膜炎で入院しました。退院翌日に受けた数学の試験で満点を取ったのを見て、同級生の女の子は「勉強する気をなくした」と言ったそうです。
このように数学を得点源にして、首尾よく海城高校に合格することができました。
大学受験編に続く。ほんと長くてすみません。
ではFラン妻からの質問コーナーです。

質問4(Fラン妻)
「勉強=がんばらなきゃいけないもの。苦しいもの嫌なものみたいなイメージがあります。子どもにはそのイメージをもってほしくないですが、アニメや動画でもそのイメージのストーリーだったりして困ります。
勉強が楽しい、役に立つものだと思ってもらうにはどうすれば良いですか?」

回答4(サバ缶)
「僕の小さい頃にもそのイメージはアニメや漫画、ときには小説にありました。勉強できない、勉強しない方がかっこいいみたいなイメージがありました。
これはもう、勉強をする(できる)イケメンの同級生や先生に出会うしかないです。運次第ですが、勉強できるイケメンに出会う確率を上げるために偏差値の高い学校に行きましょう」

今日の一言
メディアの作る勉強へのネガティブなイメージをひっくり返すのは、砂漠に水を撒くような作業に近いですね、うーむ。

追記
サバ缶に、質問があるというご奇特な方がいらっしゃったら、ご気軽にコメントください。